退職代行サービスを使われた時の話

退職代行について

※本記事には広告が含まれている可能性があります。

僕は2022年1月に退職代行サービス(以下、退職代行、または代行業者)を使って会社を退職したのですが、それから半年くらい前の2021年8月に、別の部署の方が退職代行を使って退職しました。

別の部署なので、リアル性に欠けそうですが

別の部署


という少し離れたところで起きているという別の観点からのものの見方があります。

そうすることでもしかすると、退職代行を使おうか迷っている方に少しでも参考になればと思い、記事にすることといたしました。

さらに、僕も退職代行を使って退職しているので

 ・当時の自分の置かれている状況
 ・その時どう感じたか
 ・退職代行を使おうと思ったのはいつごろか


などの記事を書いております。

ちなみに以前、「退職代行サービスを使われた会社の対応方法」という、割と似通った記事を書いております。


この参考記事は、退職代行を使われた際に会社組織として心得るべきことや、その後の取るべき行動、やってはいけないことなどを記載しておりますので、本記事とかぶってしまう内容は、最後の方にある見解くらいです。

また

退職代行って何ですか?よく分からないから教えてほしい

という方もいらっしゃるかと思いますので、以下のサイトに具体的に記載いたしました。
お時間のある時にでかまいませんので、ぜひご参照ください。


会社員時代について

簡単にですが、僕が勤めていた会社と僕のスペックを紹介します。

会社ではなくて学校

僕が勤めていた会社は私立学校です。

学校というとなじみが無いので、当サイトの本記事以外の記事では「会社」という表現に置き換えております。

都内の私立学校で、100年近い歴史があり、2017年くらいに創立90周年を迎えていました。

部門が4つ

学校と言っても色々あります。

 ・幼稚園
 ・保育園
 ・小学校
 ・中学校
 ・高校(全日制)
 ・高校(通信制)
 ・専門学校
 ・専修学校
 ・短期大学
 ・大学
 ・大学(通信制)
 ・大学院


厳密に言うと、保育園と専門学校と専修学校は管轄が厚生労働省。他は文部科学省だったと記憶しております。(間違っていたらすいません)

そして、僕が勤めていたところは幼稚園・中学校・高校(全日制と通信制)・専門学校の5つの部署がありました。

ちなみに、専門学校は2019年4月から学生不足と負債超過により募集停止になったので、今回は数に含めておりません。

組織構成図と簡単な立ち位置

4つの部門があるのですが、中高・幼稚園は同じ敷地にあります。

通信制はそこから徒歩5分。募集停止になった専門学校は敷地の道を隔てた目の前です。

通信制は敷地外なので除外しております

退職代行を使った女性は幼稚園の職員です。

当時の僕は入社18年目

2004年4月の入社なので、そういうことになります。

今思えばベテランですが、こんなところに18年近くいたのは本当に無駄でした。

僕の役職は主任だが

一応そういう役職は与えられていましたが、ここの組織体制がめちゃくちゃだったので、どこの部署もとりあえず話が分かる使いやすい人を適当に選んで、めんどくさいことをそういう人に投げていました。

本来は役職を通すべきでも、言っても無駄とか、言いにくいなど、組織独特の膿が散漫されていたので、役職なんてあって無いようなものでした。

下っ端の人に対しても、使えないから仕事を投げない、言いにくいなど、自分の好きなように人を選んで好き勝手にみんなが行動していました。

こんな環境ですから、居心地がよくて辞める人は少なく、さぼるのが得意な人はスマホでゲームをやっている人もいました。

管理職の人でさえも、運営には携わらず、ただ座ってネットで野球中継を見ている人や、ネットショッピングをしているだけの人もいました。

ですが、その光景は不思議には感じませんでした。

もはや病気です


諦めていたんでしょうね。

そのくせに50代以降の人は年収700や800とかもらっているんだから、世の中って本当に不公平です。

ニュースなどでは、学校って教員が休みをとれず大変というイメージがあるかと思います。
部活動を廃止する動きも出てきていますよね。
もちろんそのような忙しい人もいましたが、全体的に見れば僕がいた学校は世間で言うほど大きく当てはまらず、むしろ正反対でした。

退職代行を使った人はこんな人

二十歳くらいの入社2年目の正社員

不確かですが、確かそうだったかと思います。

先ほど図で説明したように、幼稚園の職員の方です。
正社員なので幼稚園教諭の免許は持っていたのでしょう。

ちなみに僕は職員のタイムカード(社員証)の作成業務があったので、この女性の顔写真も撮影してICカードを作成しております。

その時のことは覚えていません


少ししたら書いておりますが、幼稚園の職員のタイムカードは何枚も作っておりますので、覚えてなくて当然です。

問題行動は特に無し

真面目な女性だったと思いますよ。

退職代行を使うまでの1年半の間、特に問題を起こしてはおりません。
問題を起こしていれば噂で耳に入ってきます。

幼稚園の部署について

女性が多い

イメージとしてこれは当然かと思います。

ちなみに男性はバスの運転士2名、教諭が1名、助手が1名くらいで、あとは園長くらいかな。

全員で15・6名くらいです。

離職率80%くらい

僕がいた高校の離職率は低かったのですが、幼稚園については、ここ10年くらいで退職する職員がこれくらいです。
3年以内にだいたいの人は辞めます。

違う部署なのにどうして分かるのかと言いますと、先ほども書いたように、タイムカードの作成をしていたので、しょっちゅう写真撮影とカードの作成をしておりました。

驚くのが退職する従業員全員と言っても過言ではないのですが

若い人が辞めていきます


入って数年。
早い人で1週間で退職したお若い方もいましたよ。

おかげで僕のパソコンのマイピクチャの中は、幼稚園の職員の顔写真でいっぱいでした。

もちろんこんなことで、園の職員が迷惑をかけてしまっていると思う人はいないです。

言い方が悪いかもしれませんが

辞めるのは本人の問題


くらいに思っているのではないでしょうか。

ずぶといですよね。

プロ野球の監督が「負けるのは選手一人ひとりが悪い」なんて言ったら

お前の指導が悪いからだろ!
ふざけんな〇ケ!


って速攻でバッシングされます。

僕は仕事上、園の職員の人と、さらに割と年配の40代や50代の女性との対応があったのですが、その人たちは絶対に辞めませんでしたね。

もちろん長く居続ければ給料が上がって辞めにくくなるのは仕方がありませんが、これだけ若い人たちが去っていく状況を見て、この人たちは何も感じなかったのか疑問です。

管理職も見て見ぬふり。
当然なんですかね・・・?

どんな雰囲気だったか

園の人たちがいる職員室に業務で入ることが何度もありました。
保育室の前とかも通ることももちろんありました。

そんな中で、割と年配の人たちは高圧的だったかと思います。
若い人は逆らえませんよ。男性に比べて女性は特に難しいと思います。

保育室で園児や保護者と対応しているほうが元気をもらえて気楽なのではないでしょうか。

一方で、20代の男性社員が50代の副園長(女性)とけんかをして、副園長を「泣かした」とどや顔で僕に言ってきておりましたし、組織として崩壊していたんでしょう。

なんなんでしょうね?


ちなみに退職代行を使った女性は、保育業務は真面目にしていたかと思うのですが、日に日に暗くなっていったと思います。

僕とはほんと1・2回程度、仕事で絡んだことがあったのですが、本当に暗かったです。

すでに退職を考えていたのでしょう。

退職代行を使われた時

僕の上司が言ったこと

2021年8月だったと思います。

上司から聞かされました。
「弁護士を使った」とはっきり言っておりましたし、退職代行を使ったんだと思います。

もしかすると僕と同じく「弁護士法人みやび」さんかもしれません笑。


上司はその時

幼稚園はどうしようもない部署だし、もはや崩壊しているんだよ


どうしようもないのはお前も一緒だろと思いましたが、今となってはとても印象的な発言でした。

なぜなら、その半年後の2022年1月に、直近の部下である僕が退職代行を使って退職した(笑)のだから、晴天の霹靂だったと思います。
しかも年明け早々ですからね。

僕がその時に感じたこと

園の職員の退職は日常茶飯事だったので、退職することくらいは慣れていたのですが、弁護士を使って退職をしたということについては、上司が言ったように、組織が崩壊しているからなのは間違いないことだと思いました。

そして、退職した女性の方に対して僕が感じたのは

可哀そう


未来ある若者がこうやって、弁護士を頼らざるを得ない状況まで追い込まれていたことについて、なぜに管理職や周りの先輩は分かってあげられなかったんだろう。

そのように感じました。

入社した頃って割と「頑張ろう!」って気持ちありません?

せっかく入った職場で、しかも自分を拾ってくれた。

そんなイメージを持つのですが、たったの数日でそのような新鮮な気持ちは無くなってしまったのではないかと思います。
(ちなみに僕もそうでした。そんなところに18年近くいたので、当時の自分に喝を入れてやりたいです)

嫌なことがたくさんあったのでしょう。
特にお若い方だったので、今後の人生のトラウマになるはずです。

今後、さらに園は崩壊していくことが目に見えて分かりました。

園の管理職の対応

園長や副園長が僕の上司に報告していました。

長い時間話をしていたので、色々指導したんだと思います。

僕の上司は校内で一番偉い立場の人だったので、四方八方から色々な相談や報告を受けていたので、この件についても側近にいた僕には嫌でも情報が入ってきました。

ですがその後、組織改善が見られたかどうかは分かりません。
いや、多分何も変わっていないと思います笑。

僕が退職した後も、おそらく若い人が退職する負の連鎖は消えていないと思われます。

荷物を取りに来ていた?

これもうわさで入ってきたのですが、当時、僕の部署の同僚がそう言っていました。

ある土曜日の話です。
この退職した女性には唯一信頼できる先輩従業員がいたようで、その人が出勤する土曜日に合わせて荷物を取りに来ていたようです。

ちなみに土曜日は「日直」と言いまして、一人しか出勤していませんでした。

本来、荷物を取りに来ることは退職代行を使う際に避けたいことですが、おそらく荷物をまとめる時間を取ることが難しい状況で

明日から行かない
・誰にも会いたくない


と決めていた。

精神面と心の余裕が微塵も無かったので、即日退職としたのかと思います。

一方で、相談できる相手が一人だけいたということは、その人には随時報告や相談をしていたのだと思います。

その日は僕は彼女を見ませんでしたが、以降、一度も園に来ることはなかったです。

退職代行のことは知らなかった

さて、実際に退職代行を使って学校を退職した僕ですが、実はこの件があった際に、そういうことが可能な、いわば退職代行なるものがあることを知りませんでした。

ただ、園は組織崩壊なんていうレベルじゃなかった訳ですし、非常識なことが起きても驚きもしませんでした。

今回の退職については、「またか」というレベルを通り越し

地に落ちた組織


そういう感想だったので、退職代行のことを全く気にかけませんでした。

正直、同じ職場の人間として、園の管理職と顔を合わせるのも嫌でしたね。

それから1か月後に退職代行のことを知る

僕はこのころすでに精神が崩壊し、毎日退職したいと考えていましたし、絶望の日々を送っていた真っ最中でした。
(※詳しくはプロフィールをご覧ください)

毎日、本当に毎日退職のことを考えていたのですが、一方で、絶対に引き留められることは分かっていたので、何かいい方法が無いかとググっていた時に、とある方のブログを拝見し、退職代行のことを知りました。

2021年9月末ころでした。

もし、退職代行を使ったら校内では僕が2番目になると思っていました。
結果的に弁護士さんに退職代行を依頼したのですが、1番じゃなかったのが悔やまれます笑。

そういうことじゃなくて

崩壊した人生を救ってくれる最高のツールだ。これを使おう。
もしこれを使って退職出来なかったら定年までいよう。


ってのが素直な感想です。
この女性もおそらくですが、僕と同じく退職する方法をググりまくっていたところ、偶然、退職代行の存在を知ったのではないかと思います。
あるいは誰かに教えてもらったか・・・。

ですが、この女性と違って僕は絶対に簡単には辞めさせてくれないだろうと思ったので、民間の代行会社より、一番確実な弁護士さんに依頼して退職しました。


最後に

 退職代行についての見解とお勧めの代行業者を紹介します 

退職代行は組織崩壊の前兆

なぜに退職くらい直接言えないかと疑問に思います。
僕もそうでしたが、その背景には当然本人にしか分からない事情があります。

正々堂々と言いたいけど、それが出来なかったということ。

ですが、そのような会社組織の体制にこそ問題があるのではないかと思います。

本人を説得したところで戻ってこないわけですし、使われた事実を素直に認めて

再発防止に努める


これに尽きるでしょう。

あーだこーだ言ってもまた退職代行を使われる危険性もある訳ですし、周りの人たちはそういったくだらないやり取りをよく見ています。

従業員が少しでも気持ちよく仕事ができる環境構築と組織改善が必要かと思います。

そして、現在では5人に1人が退職代行を使って退職している時代です。

※引用元 日本労働調査組合「退職代行の認知率は63.9%「退職代行サービスに関するアンケート」結果発表」より抜粋

もはや、退職代行を利用されて退職されることを避けることが難しいご時世なのではないかと思います。

退職代行は恥ずかしいことではない

これも同じで、会社組織の問題が潜んでいるからこそ、従業員が退職代行を使うのであって、本人の問題ではありません。

使わざるを得なかったということです。

そりゃぁ自分の私物を持ち帰らなかったとか、ごみが散らかっている等、社会人として不適切なことも感じることもあるとは思いますが、単にそれをする時間が取れなかっただけということです。

一方で引継ぎ書類を作る真面目な人もいます。合格点ではないでしょうか。

退職代行を使う人は本来であれば直接言いたいのです。様々な理由からそれが出来なかったので、やむを得ず使ったというだけの話です。

恥ずかしいことではありません。

お勧めの退職代行ベスト4

当サイトの退職代行のカテゴリーでは退職代行についての記事を掲載しておりますが、具体的にどこの業者を使ったらよいかの判断に迷う方もいらっしゃるかと思います。

弁護士がいいのか、あるいは民間業者がいいのかなど。

ですが、最終的には

 ・安心して退職したい
 ・会社から連絡が来てほしくない
 ・親に連絡が行かないようにしたい


など、お悩みの多くを解決するには、使った方の口コミを参考にするべきかと思います。

下記は、その中でも口コミが良かった代行業者を選んでおりますので、退職代行を使って会社を退職しようとお考えの方の参考になれれば幸いです。




お勧めの退職代行 第1位 わたしNEXT(女性向け)


お勧めの退職代行 第2位 男の退職代行(男性向け)


お勧めの退職代行 第3位 弁護士法人みやび


その他のお勧め退職代行 退職110番(弁護士対応)





上記の代行業者は実際に利用された方の口コミを見たところ、他には無いくらいの抜群の安定感があると言えるくらいに批判的なコメントは無かったです。

「退職」はご自身の今後の人生を左右する非常に大切な出来事ですので、精神的な負担を極力なくし、確実に安心して退職し、次の人生への舵を切るのであれば、これらの代行業者を検討するのがいかがかと思います。

今回は以上です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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