退職代行サービス(以下、退職代行または、代行業者)を使って会社を退職しようと考えた際に。
やっぱり罪悪感って残るのかなぁ。
考えてしまうとやっぱり会社に残ろうか・・・。
本記事では実際に退職代行を使って会社を退職した僕の体験を踏まえ、解説いたします。
ざっくばらんに退職後の罪悪感が残るのか、それとも残らないのか。
そのあたりを、実際に退職代行を使って退職した方の体験談をいくつか掲載しました。
1.罪悪感が残った人
2.罪悪感が残らなかった人
3.僕の場合と見解
1と2はSNSから抜粋しております。
(※別の記事で退職代行サービスを使った方たちのリアルな体験談も書いておりますので、そちらも気になったらぜひ読んでみてくださいね)
ツイッターの体験談(罪悪感あり)
まずは罪悪感があった方のツイートです
同僚に申し訳ない
職場環境が悪い場合は退職することをお勧めしている方で、自分に合った職場環境は必ずあると肯定している意見ですが、一方で、同僚に対しては一定の罪悪感があったようです。
自分に言い聞かせるようにして退職されたのかもしれませんが、同僚への申し訳ない感情は押し殺すことができなかったのでしょう。
使わざるを得ない環境だった
おそらく突然いなくなることに一定の罪悪感があったのでしょう。
しかしながら、退職代行を使わざるを得ない職場環境だったと書かれているので、致し方が無い最終手段だったことがうかがえます。
すぐに気持ちを切り替える
引きずっていても仕方がないから、気持ちを切り替えて次のステップに行く気持ちが強く見えますね。
これくらいの潔さがあっても良いのかもしれませんね。
気分が滅入っている状況
相当責任感が強いのでしょうね。
体調を崩してしまいそうなくらい、精神がやんでいたのでしょうか。
その後、無事に転職できたのか心配ですね。
ツイッターの体験談(罪悪感無し)
続いて罪悪感が無かった方のツイートです
職場環境が劣悪だったから
罪悪感どころか、してやったり感が強いので、相当職場環境が悪かったことがうかがえますし、ここまで劣悪だと退職代行を使って退職するほうが適切な気がするくらいだと強く感じます。
ブラック企業は捨てて次へ行く
ブラック企業を辞めることは全うなことだから、罪悪感を持つことは論外だと、持論と展開している方です。
罪悪感について
当時の自分はどうだったか
さて、僕は2022年1月に退職代行サービスを使って会社を退職したのですが、実を言うと「罪悪感は全く感じなかった派」です。
なぜなら
・長年にわたり心と体を痛み付けられた記憶が退職後でも残っている
・全く関係ないことでも自分ばかりに仕事を押し付けられてきた
・退職したいと言っても退職させてくれない職場環境や上司が一方的に悪い
・絶対に退職させない方向に持っていこうとする体制が丸見えだった
・引き継ぎ書もまじめに丁寧に作った
ですので、割と罪悪感があると感じる方が多かったのは少々意外でした。
僕自身、18年いた職場ってこともあり、相当働いた自信があったからでしょうか。
偉そうな言い方ですが
「残った人でやれるだけのことをやってみればいい。けど大変だと思うよ」
という心境で退職代行サービスを使いました。
それを踏まえ、以下に進みます。
罪悪感を感じる必要はない
罪悪感がある方は
・まじめで几帳面
・責任感が強い
・周りの人を振り回して迷惑をかけてたら申し訳ない
・勤務年数が短いなど
そんなことが頭にまとわりついているので、罪悪感があるのかもしれませんが、「退職します」と素直に伝えられない原因は
会社側に原因がある
必ずそうです。
そういった環境に会社、あるいは上司がしてしまっているからです。
なぜ強く言えるのかと言いますと、例えば、頼みごとをしやすい家族や友人には遠慮なく言えますが、反対に言いにくい人っていますよね。
言いにくいのは相手がそういう性格だからです。
優しそうで温厚な上司には退職しますと言えますが、言えないってことはその上司や職場からの執拗な柵(しがらみ)等があるからです。
上の立場の人の傾向
労働者には職業選択の自由が与えられているので、退職する理由くらいは聞いてもいいですが、退職を引き留める行動をとること自体がナンセンスな行為です。
むしろ、何が悪かったのかを会社側は考えないといけないのに、辞める方が悪いと一方的に決めつけがちです。
なぜでしょうか。
人間は「上の立場の人」ほど、または「自分の方が権力を持っている」と感じる人に以下の傾向があります
・自分の非を認めない
・自分の考えが正しい
・出来ないやつが悪い
と思いがちです。
ゆえに、そういった人に何を言っても性格的な改善は難しいです。
ご自身の人間性が悪いのではなく、あなたの上司が傲慢で職場環境が劣悪だから。
そう考えることができます。
残念ですが、そういう会社に入ってしまったということ。
こればかりは入ってみないと分からないことですので、次の会社に期待することです。
当たりはずれは絶対にあります。
そこで無理して続けようものなら、本当に人生を無駄にすることにもなりますし、自身の体も壊してしまいます。
(僕は2020年6月に脳梗塞を患いました)
本来は気持ちよく一生懸命働きたいのですが、それをできない環境にしている管理職、上司が悪いということです。あなたに一切の非はありません。
最後に
SNSでは退職代行サービスを使った体験談をたくさん見ることができますが、どちらかというと罪悪感が残るコメントが多かったように思います。
しかしながら、先ほども言ったように、退職を自ら伝えることが出来ない環境にしているのは、会社が原因です。
罪悪感はむしろ会社側は持たないといけないのに、退職代行を使用して退職する方が罪悪感を持つこと自体が腑に落ちないことだと思います。
代行業者に依頼した使用料を迷惑料として負担してもらうくらいの措置が会社側に必要なのではないかと思うくらいです。
ちなみに僕は退職代行を使った1週間程度は罪悪感がありましたが、それ以降は一切の罪悪感は無かったです。
緊張するのは初日とその次の日くらいです。
ましてや1年も2年も引きずることは絶対に無いですし、むしろあの時何であんなに悩んでいたんだろうと思うご自身を責める可能性もあります。
最後にとても大切なことを言います
自分の身に何かあっても助けてくれる人はいないと思ってください。僕は先ほど書いたように脳梗塞を患っています。
もちろん仕事との因果関係は不明ですが、今でも後遺症に悩まされています。
当時のことを振り返ると辛い中我慢して、行きたくもない仕事に行っていましたから、本当に悔しいですよ。
自分の身を守るのは自分しかいない
体を壊しても会社は守ってくれません。
大げさに書いているように思われるかもしれませんが、たとえ病気にならなくても、自分が進みたい道があるのでしたらその道へ進むべきですし、職場環境が悪く、仕事が辛いのであれば退職することです。
恥ずかしいことは何一つありません。
どうか迷わず、前に進んでいただければ幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。