・退職代行を使って退職したいんだけど、使ったことを親に言うべきかな
・田舎の親に退職代行使ったなんて言わないほうがいいかな
・言ったら言ったで怒られそうだから無視していいのかな
このような悩みをお持ちでしたら、実際に退職代行サービスを使用して退職した僕が説明いたします。
ちなみに僕は大学進学とともに田舎から上京し、そこから現在に至るまで親元を離れています。
家族が家にいる場合、いない場合、いずれも解説いたします。
実家に住んでいる方
一般的な思考回路
自分の人生だから退職することを家族に言わなくても良い、というような、比較的干渉してこなさそうな家族でしたら良いですが、一般的に実の息子、あるいは娘が仕事を辞めるとなれば、割と敏感にアンテナを立てる親が多いのではないでしょうか。
おせっかいや過干渉もほどほどにしてくれと言いたくなるところでしょうが、まずは親として心配しているということを理解しましょう。
なぜなら
・退職すると収入もなくなり、無職になる
・退職後の仕事はどうするのか
・将来のことを考えているのか
「わが子はどうなるの・・・。」
こう考えるのが一般的でしょう。
仮に、あなたの同僚や友人が退職することになったら
辞めたあと、この人どうするんだろ・・・?
ということが気になるはずです。
表には出さなくても内心そう思うのではないのでしょうか。
例えば仲がよさそうな人に耳打ちして聞いてみたり。
特段、好意的な異性が退職するとなるとまさにびっくり仰天、気が気でないと思います笑。
赤の他人である同僚や友人に対してでさえそう思うのですから、家族となると、心配して当たり前です。
極度な心配性な親だと気分が悪くなり、もしかすると泣かれることもあります。
ですが、そこは理解してあげましょう。
次の人生へのステップへ進みたくても引き留められる可能性があります。
引き留められた場合の対応方法
僕自身がそうだったのでわかります。
退職代行サービスを使おうが使わまいが、退職する場合は可能性大です。
冒頭でも書いたように、僕は学生のころから田舎の家族の元を離れ、上京してきたのですが、近くにいなくても、大事なことになるとすぐそばにいるかのように、メールやライン、電話で突っ込んできます。
例えば
・大学の単位は取れているか
・ちゃんと卒業できるのか
・卒業後は就職してくれるか
・仕事はしっかりやっているのか
僕はおよそ18年会社に在職していましたが、その間、退職しようかどうかの波が100回くらいはあったので、非常に悔しい思いをしております。
もっと早く辞めていればよかったと・・・。
親に強い引き留めに会ったので、うまく丸め込められ、不本意ながらも18年も嫌なことを続けてしまいました。
そして
引き留められた際に説得して理解してもらうには
↓
・職場環境や待遇その他、劣悪で耐えられない
・自分のことは自分でする(親を頼らない)
・自分の人生だから自分でやらせてもらう
・今の職場とは縁が無かった
・転職なんて当たり前の世の中
などを伝えれば理解してもらえるでしょう。
そこでさらに食いついてくるのであれば、自分が病気になってもいいのか、くらいに言い返すしかないです。
(僕は2021年6月に脳梗塞を患っています)
いいじゃないですか、社会人1年目でも。3年目でも。10年目でも。20年目でも・・・。
人生はいつでも挽回できます。
僕は40歳を超えていますが、体が元気に動くのもあと20数年かと思いますし、この年ですでに後ろから逆算しています。
僕よりお若いのであれば、何だってやりたいことはやりましょう。
人生先に出たもの勝ちですよ。
僕はこれからの日本の未来について、胸騒ぎがしてならないんです。
退職くらいなんてことないです。
そこで次のステップです。
家族に言わずに退職したい
出来ればそうしたいところですが、依頼者に内緒で家族に連絡してくる可能性は否定できません。
下記のように、絶対に無いとは言えないです。
先ほども言いましたように、基本的に親はわが子を心配するものです。
入社時に誓約書類を書かされませんでしたか?緊急連絡先を職場に伝えていると、ご自宅に連絡が行く可能性があります。
一般的には入社時に身元確認のため、緊急連絡先は教えているはずです。
その際は、自分を含め、実家に連絡することを止めてもらうように、代行業者に強く伝えるしかないです。
代行業者に事前に言っておけば伝えてくれます。
そういった意味でも、弁護士事務所の退職代行であれば、民間や組合の代行会社に比べて強いのではないでしょうか。
私の場合は弁護士さんに依頼したのですが、代行実施日の当日に「通知書」を弁護士さんから会社に送り、その後、弁護士さんから会社に電話、という流れでした。
通知書の一文に
今後は当職が窓口となりますので、ご連絡等御座いましたら、当職までお申し出願いますとともに、通知人及び通知人の家族等への直接の連絡・訪問等はご無用に願います。
と書かれていました。
これは僕がそうしてくれと伝えなかったのですが、伝えなくてもこういった施策は必ずするようです。
なぜならほとんどの依頼者は家族に連絡してほしいなんて思わないからです。
ですが、万が一、上司の方が動転して、その部分を見過ごしていると、ほんとに最悪、依頼者を通り過ぎて家族に電話してくる可能性も否定できないので
ご不安でしたら代行業者に念押しして言いましょう。
これで実家への連絡についてはクリアできますので、家族に退職代行を使うことを言いたくないのであれは言わなくて良いです。
家族に言ってもかまわない場合
これくらい信頼できる家族関係は羨ましいくらいですね。
何も躊躇もなく話せる関係で、特に干渉してこないご家庭なんでしょう。
何なら
最近こういう代行サービスがあるから、これを使って退職する
くらいに話してあげても良いかもしれませんし、細かいことは何も言わずに単に「退職する」ってことだけ伝えればよいでしょうね。
(理解力のある親であれば、苦しかったんだなということが分かります)
何も心配はいりません。
退職後
あとはあなたの道を進むべきです。
しかし、過干渉な親ほど、転職活動についても何かにつけ言ってくるとは思います。
そういうことまで気になるようでしたら家を出ることをお勧めします。
下記のような賃貸物件を暇なときに見ているだけで、ひとり暮らしへの思いが頭に貼り巡ります。
余談ですが、僕は普段、フードデリバリーの仕事をしておりますが、料理を注文する方の半分はお一人住まいの賃貸マンションの方です。
マンションやアパートの外観を見ればほぼ分かるのですが、都内ということもあり、都内は本当に田舎者の集まりと言われる理由が分かるような気がします。
あなた自身の人生を好きなように設計してご自身の人生を歩みましょう。
実家に住んでいない方の場合
後々のことを考えると
僕がそうでしたが、心配性な親だったので、18年間の間、何度か退職することを伝えましたが、先ほども書いたように、反対されてしまいました。
「涙が出る」と言われたので、仕方なく続けましたが、いまさら後悔しても遅いです。
実家の家族から細々指摘をされていることが事前に予想される場合は、後々面倒なので、言っておいた方が無難です。先ほど書いたように
職場の環境がきつい
こんなところいても人生の無駄
他に進みたい道がある
自分のことは自分でやる
などと言っておきましょう。
説得は必要です。
面倒ですが、心配性な家族は説得しないことには納得してもらえません。
面倒だけど避けて通れないでしょう。
退職代行を使ったことを言うべきか
遠く離れた家族でしたらそんなこと言わなくていいです。
言おうものなら無責任とも言われるかもしれません。
場合によっては背中を向けたくなるような尋問が始まります。
退職代行サービスの認知度は確かに上がってきているとは言え、ここ数年メジャーになっているだけなので、ご家族の方がこのサービス自体を知らない可能性があります。
引き留めに会ったけど普通に退職した
これでいいです。この方が無難です。こうやって適当に言っておきましょう。
それでもこっちを心配そうに見ていたら、「もう終わったこと」と言って切り替えさせましょう。
かくいう僕は、2022年1月に弁護士さんに依頼して退職しましたが、8月のお盆に実家に帰った際に、実家にいる兄に辞める時の引き留めについて聞かれ、弁護士に依頼したことを伝えるとやはり無責任だと言われました。
そんなサービスがあったことも知らなかったようなので、藪をつついて蛇を出すようなことにならないよう、お気を付けください。
場合によってはご自身が気分を害します。
特に40代以降の人は昭和生まれの感覚ですから、既成概念に囚われすぎて、最近世間に出てきた新しいものに対して理解に苦しみ、難色を示す場合があります。
今のお若い方は割と早く退職もしますし、運転免許証を持たないお若い方もたくさんいるようですが、本人がそれでよければいいのです。
時代は繰り返します。
「まったく今の若い人は」とぼやいている現代のおっさんやおばさんはご自身がお若いころに、年上の人に同じことを言われてきました。
モーマンタイです。
話はもどりますが、その時になぜそういったサービスを使用してまで退職したかの説明をしましたが、それでも納得はしてもらえなかったです。
理解できない人には理解できないので、家族と言えどそういうものだと割り切りましょう。
まとめ
退職すること自体、恥ずかしいことではありませんし、退職代行サービスを使用するかしないかは別として、退職は人生で大きなことの一つです。
その後の人生を大きく左右することも大いに考えられます。
(新しい出会い、転勤、結婚など)
今回は、家族に対して退職代行サービスを利用することを伝えるべきか、という内容でお伝えしました。
個人差はありますが、近くにいても遠くにいても、家族というのはあなたのことを常に気にしています。
とはいえ、ご自身の置かれている状況によって、家族へ報告するべきか、しなくて良いかが分かれますので、本記事を参考にご自身の人生を歩んでいただければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。