本記事は実際に退職代行サービス(以下、退職代行、または代行業者)を使って退職した当ブログの管理人である僕の体験談についてお話しします。
実際に退職代行を利用した時の体験談は別の記事に記載しておりますので、本記事は
元職場の人から自分に対してあった出来事
を主な内容としております。代行実施から1年間の話です。
(※僕自身の人生経緯などは一切無いです)
退職代行を使って退職した際に、会社からどういった対応をされたのかを気にされる方に向けて記載しておりますが、僕の体験は少しばかり特殊です。
なぜなら、退職代行を使った多くの方は、代行使用時に会社から連絡が来ても、以降それっきりの方がほとんどだからです。
今となっては確かに僕もそれっきりですが、通常起こることとは少し違ったことが起きておりますので、参考に読んでいただけたら幸いです。
(本記事は2023年9月に作成しております。退職代行を使ったのは2022年1月です)
・こういうことがあるんだな
・こういうこともあるんだな
くらいに思っていただければ幸いです。
管理人の会社員時代
はじめに、僕の会社員時代のスペックを紹介します。
入社18年目の学校事務員
多くの方が会社勤めをされているかと思いますが、僕は学校で働いていました。
学校と言ってもたくさんありますよね。
・幼稚園
・保育園
・小学校
・中学校
・高校(全日制)
・高校(通信制)
・専門学校
・専修学校
・短期大学
・大学
・大学(通信制)
・大学院
僕が勤めていた学校は赤色で示した種別の学校が集まる学校法人です。
ちなみに本来であれば専門学校も同じ母体にあったのですが、2019年くらいに学生不足と債務超過により募集停止になったので、塗りつぶしておりません。
そして僕はというと中学校と高校の部門にいました。
中高って言われていました。
もしかしたら本記事をお読みの方で、中高一貫の学校を卒業された方がいらっしゃるかもしれませんね。
そこです。
入社18年目でしたが、入社4年目の時に2年間だけ専門学校にいたことがありました。
ストレスと不遇な会社員時代
退職代行を使って退職したのは2022年1月ですが、非常にストレスが多く、理不尽なことで悩んだ18年間でしたので、良い思い出は無いです。
(詳しくは右上のプロフィールをご覧ください)
仕事を学べたことや、多くの体験は財産になりましたが、職場自体が崩壊しており、学校が無くなってしまうんじゃないかと思うくらい心配な毎日を送っていたので、もっと早くに辞めるべきだったと後悔しております。
退職代行との出会い
とある方のブログで知る
本当に退職を意識し始めたのは2020年の後半あたりです。
離婚がきっかけですが、離婚していなかったら嫌々仕事を続けていて、もしかすると今頃はあの世に行っていたかもしれません。
(2021年6月に脳梗塞を患いました)
毎日悩んでいました。
退職したいけど絶対に引き留められるからどうしようかと悩んでいた時に、とある方のブログを拝見し、退職代行のことを知りました。
退職代行を使って退職してからの1年間
2022年1月5日
ここからは本題の退職代行を使ってからの話になります。
代行実施から1年間の話です。
代行実施当日は、弁護士さんが上司とかなり揉めた、というより、上司が随分抵抗したんだと思います。
弁護士さんが僕に
直接電話されたらどうですか
と言ってきたくらいだったので。(弁護士法人みやびさん、あの時は本当にごめんなさい)
背景には、僕の18年近い在職期間からくる経験と、多くの仕事を任せている責任から、絶対に辞めさせたくなかったのかと思います。
そうはいっても退職届も代行実施日にレターパックで職場に送っていますし、決意は固いので、もちろん退職しました。
上司から手紙
18年近く嫌な思いをしてきたので、いきなり解放されたものだから夢のようでした。
こんな自由な身分になれたことに実感が湧かなかったのですが、たったの数日で気分が変わってしまい、随分のんびり過ごしていました。
水を得た魚ってこういうことを言うんでしょうか。
そして、代行実施から1週間程度で、そんな高揚した気持ちに水を差す出来事が起きました。
上司から手紙が来たのですが、まぁなんかあるだろうなとは思っていました。
そんな簡単に自分を手放すはずがないだろうと思っていましたし。少しくらいは何かあるだろうと思う一方で、目を背けたかったのですが、心の準備はしておりました。
内容を簡単に言うと
① 退職理由を知りたい
② 電話してきてほしい
③ 弁護士の後ろで隠れるな
① → そうだろうなと思いました。弁護士さんには退職理由を伝えていましたが、
すべてを伝えたわけではないので、混乱したのでしょう。
② → 勘弁してほしい
③ → 説教されているようで気分を害しました
ということで、寒い冬の夕方前でしたが、4時間くらいかけて手紙を書きました。
内容はすべて書ききれませんが、大まかには下記のことです。
・仕事をたくさん振られすぎて、5年くらい前から体が悲鳴を上げていた
・上司からの縛りと圧力、毎日来るショートメールや電話等に耐えられない
・組織が崩壊し、今後、今いるメンバーとは共に戦えない
・退職する気持ちは変わらない
戦えないって大げさな言い方ですよね笑。
ですが、先ほども書いたように、従業員全体の士気の低下が顕著に出ていましたし、閉鎖した専門学校の二の舞になるような状況を誰も心配していないような環境で、他の私立学校に太刀打ちできるような組織としての力はまるでありません。
戦闘力が10もないメンバーが何十人集まってもベジータに勝てますか?
勝てませんよね。
手紙は2回来た
1回目のパンチが弱かったのでしょうか。5日後くらいにまた手紙が来ました。
内容は
① 悩んでいたことに気づいてあげられなくて残念だった
② 今まで期待していたことが迷惑だったんだな
③ まだ退職を受け入れられないから会って話をしたい
③ → 退職する気持ちの人を引き留めるなんて、もはやご法度でしょう。
(子供じゃないんだからいい加減にしろ)
こんなことだから退職代行を使う人が後を絶たないのです。
ということでもう一度手紙を書いて送り返しました。
退職する気持ちは変わりませんと。
以降、この上司からは何も音沙汰はありませんし、金輪際、何もないでしょう。
2年前に退職した職員からメールが来た
どういうことかと言いますと、上司と非常に仲が良かった、とある部活の元顧問からメールが来たのです。
モスバーガーに行って食事をしようとしていた時です。
ですが、この人はすでに定年で2年前に退職している人です。
おそらく、上司がこの人に相談したのでしょう。
何で?
びっくりしましたよ。
不思議なのは、同じ事務所で働く他の従業員からは何も来ないんです。
それどころか粛々と退職に向けて準備を進める始末です。
退職後の必要書類をヒアリングするための用紙や、1月の給与明細、離職票などが送られてきたり・・・。
行動を制限されていたのでしょう
弁護士さんに退職代行を依頼したので、相手も相当構えてしまい、一定の立場にある人が対応しよう、ということになったのではないかと予想します。
さて、メールの内容は
「話せる範囲でいいから学校で何があったか教えてほしい」
と言うことでした。
すでに知っていると思っていたのですが、以下のように返信しました。
他にも書ききれないくらいありますけど、本当に簡単にお返ししました。
その後、コロナが明けたらご飯でも食べに行こうと言われました。
先ほど水を得た魚と書いたくらい元気だったのですが、職場関係の人からこういった打診があると一気に食欲が失せて憔悴してしまったので
「お願いします」
と返してしまいました笑。
退職する気持ちはぶれてはいませんが、心配かけていただいているととらえ、邪見にするのもかたじけなく感じたので、このように返信しました。
それに、一応1月末までは職員なので、決して気楽ではありませんでした。
そして、お願いしますと言うと、いずれ誘われるのですが、その際は丁重に断ろうと計画していました。
在職している教員からショートメール
中学校と高校は入学試験があります。
私立でしたら入学試験はどこでもあるんじゃないでしょうか。
僕がいた学校の中学校では2月1日・2日・3日が入学試験です。
高校入試はまた別の日程で実施されます。
確か2日でした。その日の朝ですが、現役の教員からショートメールが来ました。
ちなみにこの人、女性です。50代の。
内容は
自分にも何かしらの原因があったのか?
もう無理だと思うけど、戻ってきてほしい
スクショを掲載すると、わりと生々しいので伏せますが、このようなことです。
これに対し
敢えて言うなら疲れたので、もう戻ることは致しません。
僕は元気なので、心配しないでください。
そう返したところ
やっぱりうおさんは真面目だ。うおさんが元気だったらそれでいい。
落ち着いたら酒でも飲みに行こう!
(※うおさんは僕の相性です)
ここまで読むと、僕は愛されキャラで、何で退職代行使って職員を悲しませるんだと批判されそうですが、ただの便利屋だっただけです。
(あとはもう一度プロフィールをご確認ください)
職場で便利な人っていません?
そういう人ってなんだかんだ言って何でも押し付けられるんですよ。
さらに、そういう人に辞めてもらうと困りますよね。
この教員も僕に対してはそういう印象があったはずです。
ていうかほとんどの職員が僕に対しては便利屋の印象があったはずです。
俺全然関係ないやろ!
何で俺巻き込むんだよ!
こんなの茶飯事ですよ。言いやすいんですよ。
ちなみにこの在職中の50代の職員は「教育現場がいかに崩壊しているかが分かる記事」という記事を過去に書いているのですが、その中にある目次の
3.学食を毎日やってほしい
9.休日の鍵開けを事務員にやらせる
という見出しに登場する人物です。
良かったらご一読ください。
退職した部活顧問からのメール
先ほどお話しした、定年で退職された元職員からメールが来ました。
2022年3月中旬のことです。
就職先は決まったのか?
進捗が気になったのでしょう。
今はのんびりしています。気が済むまで充電します
と答えました。
さらに、7月に入ったところで同じように就職先が決まったかを聞かれました。
少々面倒だったので、無事に決まりましたと伝えました。
(実際はまだ何もやっていない笑)
時は流れ、12月です。やはり飯でも食いに行こうと誘われました。
このころにはフードデリバリーサービスを真剣にやっていました。
確か、ガストに食事をとりに行くときにメールが来ましたね。
気遣っていただき申し訳ないですが、自分は元気で過ごしていますし、
会ったところで良いお話は出来ないですから、お断りします<(_ _)>
少しばかり心苦しかったですが、会ったところで退職した理由や、今何をやっているかを聞かれるだけですし、お互いに何も良いことは無いんですよね。
ですので、断りました。
その後、この方からは何も来ていません。
年が明けて
同じ事務所の人は来ないだろうけど、教員で少しくらいは来るんじゃないかと構えていたところ、やっぱり来るんですよね。
年賀状
2023年1月1日。ご丁寧に元日に届きました。
この日を狙っていたかのように。
先ほどの在職中の職員+3名の合計4名。
3人が僕より年上。一人が3歳くらい下の教員です。
(管理人は2023年1月時点で42歳)
男性職員とも割と話せる人がいたのですが、予想に反し、比較的つながりの薄い、しかもみんな女性です。(その中に残念ながら若い女性はいませんでした)
元気でやっていますかと書いていた方が大半で、一方で、学校が大変な状況だと書いている人もいました。
女性の方のほうが気が利くんでしょう。
母性本能ですか??
そして、大変というのは、生徒が少なくて運営に支障が出ているんでしょう。
確認しなくてもそれくらい分かります。
それ以降、何も無し
年賀状は返しませんでした。
返すとまた何か接触を試みてくると思ったので。
おそらく僕が今何をしているのか気になるんだと思います。
深読みしすぎかもしれませんが、上司に報告することもあり得ない話ではないので
退職時に元職場とはすでに縁を切っております
まとめ
今回の記事は、冒頭にも申したように、退職代行を使った際に
会社から何か言われるんじゃないか
と、心配されている方に向けてお話ししました。
そして、実際に僕自身がどういった対応を会社側からされたのかを紹介いたしました。
僕は弁護士さんに退職代行を依頼したのですが、民間企業の代行業者だと、おそらくうまくいかなかったかと思います。
安全性を求めるなら弁護士さんを勧めますが、ご自身の状況に合わせて組合の代行業者や民間の代行業者に依頼すればよいかと思います。
ちなみに「お勧めの退職代行サービスbest3(2023年版)」という記事を過去に作成しております。
この記事は実際に退職代行を使って退職した僕が、実際に利用された方の体験談を拾い、利用者にとってトラブルもなく安心して使えるだろうと判断した代行業者ですので、かなりお勧めかと思います。
(弁護士事務所1社。組合2社)
追加記事ばかりで恐縮ですが、どの代行業者を使って会社を退職しようかの判断に迷われている方にとって、有益な情報となっております。
よろしければご参考ください。
ちなみに、僕のように逃げ場が無いようなくらい追い込まれているのであれば、会社に強いプレッシャーとインパクトを与えることが出来る弁護士さんがお勧めです。
また、会社関係者からしつこく連絡が来るのは信頼されている証拠とお思いでしょうが、単に便利で使われやすい人間性を持っているからという理由もあります。
そのような方は今回書いたように複数の人から接触される可能性もあるようです。
代行当日の会社からの連絡は無視で良いですが、上司ではない方からの連絡であれば受けても良い場合ももちろんありますが、忘れていけないことは。
職場に未練を持たないこと
退職代行を使うのであればこの気持ちは大切です。
その後、接触を試みようとする人に対しても同様で、適度な距離感を持った方が良いです。
直接上司に伝える通常の退職であればまだしも、退職代行を使って退職した人が、職場の人と接触することは想定しにくいです。
通常の退職をした方が、元居た職場に遊びに行く人もまれにいますが、退職代行を使って退職した人はそんなこと絶対出来ないですからね。
ですから「スパッ!」っと切りましょう。
そして、何も退職に限らず、人間関係においては、相手を見極めることが非常に重要です。
職場ではそれぞれ性格の全く違う不特定多数の人たちと共にするわけですから、もしかすると、ご自身の足元を救われるような悪人が身の回りにいるかもしれません。
今回は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。