退職代行サービスを使うとなぜ必ず退職できるのか

退職代行について

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退職代行サービスを使って退職しようか迷っているんだけど、ちゃんと退職できるんだろうか?
会社から電話とかかかってこないのかな。


このようなお悩みのある方がいらっしゃるかと思います。
本件について、実際に2022年1月に退職代行サービスを使って退職した僕が解説します。

まず、僕は弁護士さんに依頼しましたが、労働組合や民間の代行業者に依頼しても必ず退職できますので、ご安心ください。

以下の目次に沿ってお話しします。

退職代行サービスを利用する人たち

まず、退職代行サービスを利用する方たちの背景を説明すると、分かりやすいかと思います。

利用・または利用するつもりの割合

※引用元 日本労働調査組合「退職代行の認知率は63.9%「退職代行サービスに関するアンケート」結果発表」より抜粋

上記は2021年4月に「日本労働調査組合」様が作成したアンケート結果です。
対象は全国の20~39歳の男女を含んだ会社員523名を対象にしているそうです。

2021年4月のアンケートなので、以降、もう少し利用者が増えているのではないかと推測されます。

ご覧の通り、退職代行サービスを使って退職する人の割合は19.8%ですので、5人に1人は退職代行サービスを利用して退職するようです。
利用する可能性がある人に至っても24.9%ですので、ざっと見積もって

4人に1人は退職代行サービスを使って退職する


と考えらえます。

退職代行サービスは今から10年以上前からあったサービスですが、特にここ数年の利用率が高くなってきております。ですので、周りの目を気にする必要も全くありませんし、そもそも、これだけの利用があるということは

会社側がすでに使われている、あるいはサービスの存在を知っている


一般的に認知されてきているので、退職代行サービスを使われても会社側は素直に諦めてくれる可能性が高くなってきている昨今です。

Xやヤフー知恵袋等の体験談が多い

ほぼ毎日と言っていいほど、「退職代行サービスを使って退職した」類のツイートや書き込みがあります。

実際に驚いたのですが、本当にそこらかしこで退職代行サービスを使って退職した書き込みが散見されたので、当時、退職代行サービスを使おうか悩んでいた僕は、これらをもっと早くから見ていれば、クヨクヨ悩まず退職できた可能性があると思い、後悔しております。

「退職代行サービスを使った、あるいは使おうか迷っている方の実体験記事」という投稿に、それらの書き込みを掲載しておりますので、お時間のある時にでも構いませんので、よろしければお読みください。

この記事でもわかるように、頻繁に退職代行サービスを使って退職している人が多いのが分かります。


退職が成功する理由

本題に入ります。

会社への通知

退職する会社に対して代行会社から連絡を入れる方法は2つに分けられます。

まず1つ目

代行会社から会社に電話連絡し、本人から退職届や委任状を送ってもらう


代行実施日に、代行会社から会社に退職する旨を伝えた後、退職届や委任状を本人から会社に即座に送る方法です。

委任状とは

退職予定者本人に代わって、退職にかかわる一切の手続きを代行会社に委任している


というものです。

どの退職代行サービスも委任状的な書類はありそうですが、一部、LINEしか対応していないところはそういったものは無いかと思います。

代行手数料を支払っても言った言わないを避けるために、委任状や誓約書など必ずフォーマットがあるはずです。

続いて2つ目です

代行会社が通知書を会社にファックスしてから電話連絡をし、その後、退職届は本人から送る


僕の場合はこのやり方でした。

事前に振込明細、委任状を弁護士さんにメールで送ります。

代行実施日当日、就業時間直前にファックスで通知書を会社に送ってもらいました。
通知書の内容をざっくり言うと

そちらの会社にお勤めの〇〇さんが○○付で退職するから、これからは退職にかかわる手続きは当弁護士が請け負います


という内容です。
上に書いた委任状に似ていますね。
その後、電話を会社に入れて上司に伝えてもらいました。

本人への連絡拒否

利用者が最も心配するところだと思います。

会社から電話があったらどうしよう・・・。


代行会社がこの旨をはっきり伝えないと、会社は本人に電話をしてしまいます。

ですので、それを未然に防ぐために必ず代行業者が伝えます。

 ・退職届は本人から送る
 ・委任状や通知書の会社への送付
 ・本人への連絡拒否

この点を代行業者が伝えてくれるので、退職可能です。すなわち

先手を打った非常に手の込んだやり方


ということが言えるでしょう。
利用者に攻め入る余地が無いのです。

付け加えて言いますと、事実確認をするため、会社側が本人に連絡をしようとして電話をしたとしても、本人は絶対に出てはいけません。
そういう約束を代行業者としていますし、一切の代行業務をお任せしていますので。

よって、絶対に退職が可能なので、安心できるわけです。

それに、これだけ手の込んだことをされて、仮に100歩譲って在職したとしても

「これから周りの人とどんな顔して仕事すればいいの?」


このように素直に疑問を持ちます。
自分が上の人間で、仮に退職代行サービスを部下に使われたら素直に諦めます。

利用者増加の背景による

先ほども書きましたが、5人に1人は退職代行サービスを利用している世の中ですので、もうすでに何回か使われてしまった会社もあることでしょう。
僕の退職後の話ですが、とある特集番組でも放送されていたのを見たことがあります。

ということは、会社の中にもそういったサービスがあることを知っている従業員もいれば、使われたことがある会社が増えているのです。

もしかしたらこれを見ている方の会社もすでに使われているかもしれません。

ちなみに僕は退職代行サービスを使って会社を退職した時は、僕で2人目でした。
2022年1月に退職代行を使って会社を退職しております。

退職代行サービスを始めて使った1人目従業員の方の参考記事も書いておりますので、よろしければお読みください。


今後、さらに常態化されれば、使われたからと言っても何も驚かない時代が来るのではないかと思います。

何かの間違いで退職が失敗してしまう理由(可能性ほぼ0)

上司や職場からの電話に誤って出てしまう

電話連絡やLINEが来る可能性はゼロではありません。

事前に着信拒否やLINEをブロックすることをお勧めしますが、連絡先を教えている従業員が多いとすべて拒否の設定をするのに時間がかかります。ですので、最初から拒否設定をしない場合に連絡が来ることがあります。

それに対して電話に出てはいけないのですが、退職代行サービスを使った当事者の心理的状況として

 ①怖い上司だから出ないと怒られる
 ②申し訳ない気持ち
 ③連絡が来た際に改めて言う

いずれのどれかに当てはまったから電話に出てしまったとは思いますが、①・②はあなたがそう思うのであれば、相手もそう思い込んであなたの懐を攻めてくることでしょう。

あいつは今まで何でも言うことを聞いてくれたし、それにまじめな奴だから、いくら代行業者から連絡は無視しろと言われていてもちゃんと出てくれるだろう。俺の力で絶対在職させてやる。


そう考えて連絡をしてくる可能性があります。

僕もおそらく弁護士さんに依頼した際、元職場の上司にこう思われていたと思います。
実際、電話連絡やショートメールなどは無かったです(代わりに手紙が来ました)

ですので、連絡が来た際に出てしまうと、なんやかんや言われて結局在職ってことになりかねません。

③については気持ちは分からなくもないですが、そういうつもりでお考えなら最初から退職代行サービスを使うことをお勧めしません。結局連絡が来た際に出てしまうと、後々本当にめんどくさいことになります。

近くの喫茶店で話し合いの場を持たされる

これも連絡が来て取るなりした場合に考えらえます。

どうしたの急に?電話じゃなんだからお茶でも飲みながら話そうよ。

日時と時間はあなたに合わせるからね。いつがいい?

今日にする?ファミレスなら人も多いし遠慮なく何でも話せると思うよ。


こうやって言葉巧みに誘ってくることが考えられます。これもあなたが真面目で何でも言うことを聞いてくれると思っているから考えられるのであって、ゼロではありません。

特に女性の場合は気を付けないといけないです。
これはデートのお誘いではありませんから、おごってもらえるからと言って絶対に誘いに乗ってはいけません。

自宅に急に来られる

これは防ぎようがありませんね。
僕も自宅に来るんじゃないかと思い、1週間ほどの間、とても怖かったです。

〇〇さん、〇〇さん・・・。ちょっといいかな、出てきなよ。


もはや恐怖でしかありませんね。
警察を呼びたくなりますが、この場合、すぐに帰らずしつこい場合、依頼した代行業者に連絡をしましょう。

来た人が上司であればその人のスマホの連絡先を教えてあげてください。厳正に対処してくれるはずです。

ちなみに僕は退職代行を使ったあとに成人式を挟んだ3日間の連休があったので、極力外に出ていました。

以上、3パターンを記載しましたが、いずれも無視し続けることです。

重要なことなので再度言いますが

連絡があったら無視する


だけど、連絡あったら申し訳ないと思って取ってしまわないか心配だ

そうでしょうか??

申し訳ないと思うような真面目な人間だと認めてしまっているのかもしれませんが、例えば仕事中に、面倒な仕事が舞い込んできそうになったら目をそらしません?あるいは見て見ぬふりをするとか。

心当たりがあるのであればそれと同じです。無責任と感じるかもしれませんが、日常生活で何気にそういった行動をしてきているはずです。
それに今まで会社側はあなたに色々と理不尽なことや迷惑をかけてきた。言ってみればその仕返しだと思えばあとは行動に出すだけです。

あなたは何も悪いことはしていない。

取りつごうものなら大切なあなたの時間と労力、そして場合によっては人生も無駄にしてしまいます。

あとは必要書類が届くのを待ちましょう

退職後の必要書類

ここまでくれば、あとは転職等に必要な書類が届くのを待ちましょう。必要書類は主に下記です。
人によっては不要なものもありますので、すべてではありません。

 ①離職票
 ②退職証明書(転職先で必要な場合がある)
 ③源泉徴収票(12月末に退職すれば言わなくても送られてくるはずです)
 ④退職時の給与明細表
 ⑤雇用保険被保険者資格取得確認等通知書(雇用保険被資格者喪失証明書)

 ⑥年金手帳(会社に提出している場合のみ


転職する方は①・②・③は必ずもらいましょう。
僕みたいに独立する場合、②はいりません。

退職代行サービスを使って退職したとしても、退職後に必要な書類は必ず送られてきます。
労働基準法第22条1項によって法的に決められています。

その前におそらく退職時に何が必要かヒアリングシートが送られてきて、それを記入して会社に送ると思います。

郵送するだけで気分が悪い



気持ちは分からないこともないですが、これまでの厚生年金(共済年金)の履歴が送られてきたり、退職金がある方は「退職所得の需給に関する報告書」にサインをして郵送したりと、少なからず何かしらのやり取りがあります。

郵送でのやり取りなので、とりあえず手書きでいいから送付状くらいはつけましょう。

僕は代行実施日当日に退職届を速達で送る際に、送付状に①・③・④・⑤を郵送するように書きましたが、退職時に何が必要か書くための会社専用のフォーマットが送られてきたので、無駄な作業でした。

書類はいつ頃送られてくるか

原則、退職後から2週間程度です。

ちなみに僕は3週間+1日と遅れたのですが、ちゃんと送られてきました。

退職代行サービスを使って退職したからと言って意地悪で送ってこないことは無いです。
安心してください。
くどいようですが、法的に決まっていますので、必ず送られてきます。

まとめ

今回は「退職代行サービスを使えば絶対に退職できるのか」という題名でお伝えしました。

退職代行が世に出回っており、認知されてきている
依頼者と代行業者で失敗が起きないように連携している


主にこのような理由から退職率が例外を除いて100%に近い数値で退職できるというお話をいたしました。

僕も退職代行を使って退職したので、その際に一番不安だったことをタイトルにしてみたのですが

絶対に退職できる


ということが分かりました。

僕は上司からのパワハラやモラハラ等がひどくて、自分から退職を申し出ても退職出来ないと思っていたので、退職代行サービスを使って退職しました。

すんなり退職できたのでほっとしています。
(手紙は来ましたが、一刀両断して上司に送り返して終わりです)

この記事では退職できない場合の例も記載しましたが、これは相当レアなケースだと思ってください。

再三言いますが、会社から連絡が来ても

絶対に出ない


これにつきます。
万が一出ようものなら本当に面倒なことになってしまいます。

会社に対してあなたの大切な人生を少なからず無駄に預けてしまったことを思えば、切り替えて見切りをつけることです。

そして、今後の未来ある自身の人生を作っていくことが大切なことではないでしょうか。

心から応援しています。

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