ハローワークに行って失業保険を申請した時の話(受給資格決定日)

失業保険

※本記事には広告が含まれている可能性があります。


本記事は2022年2月時点の厚生労働省が定める雇用保険法の基準に従っております。
以降の法改正があった際の追加記事は作成しておりませんので、ご留意ください。


僕は2022年1月に会社を退職し、翌2月に失業保険の給付を受けるために、ハローワークで手続きをしてきました。

前回の記事では「準備編」ということで、受給するための条件やいつから支給されるか、また、手続きに必要なものなどについての記載をしました。


今回の記事は、ハローワークで初めて失業保険の給付申請をしたときの話をいたします。

その際に、具体的に何をして、どういう手続きをしたのか。
また、それ以降の予定についての内容になります。

これからハローワークに行って手続きをされる方、あるいは、どのような手続きが実施されるのかを知りたい方の参考になるかと思います。


ハローワークに行く前に

前回のおさらいとして準備するものを記載しておきます。

必要書類等

失業給付の申請に必要なものを持って行きます。

 離職票(1)及び(2)
 写真(縦3㎝×横2.4㎝メートル)
 マイナンバー・運転免許証・住民票のいずれか
  (住民票は個人番号が記載されているもの)
 預金通帳またはキャッシュカード
 印鑑(おそらくいりません)
 船員手帳または船員保険失業保険証(船員だった方のみ)

ハローワークだったらどこでも良い?

ご自身のご自宅から一番近くて行きやすいところでかまいません。

管轄外であっても失業保険の申請や求人検索等の就職活動が可能です。

管轄はあくまで分かりやすく区切ってあるだけです。

これを僕は知らなかったので、少し遠かったですが、管轄内のハローワークに行きました。

自宅から一番近いところだと電車で1駅のところにハローワークがあったのですが、今となってはそちらに行けばよかったと後悔しております。

補足

僕が失業保険の給付申請にハローワークに行ったのは2022年2月です。

本記事を書いている2023年には、制度が変わっている可能性があります。


以下に記載することについて、大きな変更点は無いかと思いますが、相違があっても責任は取れませんので、気になることはご自身でハローワークに問い合わせていただければ幸いです。
(※特にお金に関することは重要です)

例えば、僕が給付申請に行った時期はコロナの影響で説明会がありませんでした。

本来は、会議室のようなところで数十分くらいの説明会がなされているようです。

もしかすると、現在は復活しているかもしれません。

ちなみに僕は、都内にあります「ハローワーク墨田」というところで失業保険の給付手続きをしております。

窓口での対応内容

それでは実際にお話しいたします。

平日の午後は比較的空いている

ハローワークは土日祝を除く平日午前8時30分から17時15分が営業時間です。

僕は退職前の職場で、仕事上何度かハローワークに行ったことがあったのですが、年末や年度末は非常に混みます。

正直、こんなに失業している人がいるのかと思い、驚きました。

それ以外の時期で、さらに、午後の時間帯は割と空いています。

人がたくさんいることを覚悟していたのですが、当日は午後にフラッと行ったので、随分閑散としていました。

ちなみに予約はいりません。

求職申込書を記載

受付を済ませると給付資格を受け取るための窓口に行くように案内されます。

その前に「求職申込書」を預かり、記入を終えると窓口に提出します。

全部で8ページもありますが、書くのは1ページと2ページ目だけですのでご安心ください。

ご自身の基本情報の記載と、希望する仕事や勤務条件(勤務日程や曜日、雇用形態、勤務時間の希望など)を書きます。

え、そんなこと言われても・・・。


そうなんですよね。
こればかりはご自身の状況によりますよね。

すぐにでも転職したい方
・少ししてから転職活動したい方(でもお金はちょっとでも欲しい)

・そもそも転職する気が無い方(お金だけほしい)

など、ご自身の状況が違ってきます。

後述しますが、このあと、窓口が変わって職業相談専用の窓口に移動するのですが、この用紙をもとに色々聞かれます。

ハローワークの人は行政とは言え、様々な事業所から求人募集を受けているので、少しでもハローワークに掲載されている求人から内定者が出ると嬉しいわけです。

ノルマまではいかないと思いますが、ハローワークにいらっしゃる上の立場の方に失業者の求職活動状況くらい報告しているかもしれません。

ですけど、執拗に迫っては来ませんので、少しゆっくりしたい方は適当に流しましょう。

ちなみに暴露しますが、僕はもともと独立する予定だったので、転職するつもりはほぼありませんでした。

会社員のほうが安定しているんじゃないかと考える日もありましたが、前職でさんざん嫌な思いをしてきたので、転職するつもりはほぼ無かったです。

とはいえ、一応希望する職種は事務職員としていました(前職が事務職だったので)

先ほども申しましたようにご自身の状況によります。

一方で1日でも早く就職したい方もいますし、その際は正直に書いていただければ良いです。

前回の記事でも書きましたが、今まで雇用保険を毎月払ってきたので、失業保険を受け取る権利があります。
それはハローワークの職員の方も分かっているので、割と緩いです。

ご安心ください。

離職票とマイナンバーカードを提出

求職申込書を提出後、しばらくすると呼ばれます。

離職票を提出し、受付の方が、失業保険の給付が可能かの認定をします。

とはいえ、離職票さえあれば給付資格を受けるための認定はされますので大丈夫です。

その後、マイナンバーカードを提出します。
無い方は運転免許証か住民票があれば良いです。

顔写真はマイナンバーカードがあれば、必要ありません。
僕はマイナンバーカードがあったので、写真はいりませんでした。

預金口座の登録

失業保険の給付を受けるため、キャッシュカード、あるいは預金通帳を提出します。

印鑑は確かいらなかったと思いますが、念のため、持って行きましょう。

雇用保険受給資格者証を受け取る

しばらくすると以下の書類を受け取ります。

これで正式に失業保険を受給するための資格が整いました。

おめでとうございます!


先ほど窓口に提出した離職票をもとに、給付課の方が資格者証を作成したものになります。
今後、求職活動実績を作成して本用紙を提出すれば、失業保険が給付されます。

次回以降、忘れずにこの用紙を持って行きましょう。

また、ご自身の状況によって、いつ失業保険が給付されるかが違ってきます。
すぐに支給されるわけではないので、注意が必要です。
以下をご自身の状況に合わせてご参照ください。

2022年2月22日に僕は失業保険の給付手続きをしたので、その時の日付に合わせて給付されるまでの日程を作成しました。

受け取った書類一覧

雇用保険受給資格者証以外に受け取った書類があるのでご紹介します。

1.雇用保険受給資格者のしおり

失業保険についての完全マニュアルです。
70ページ近くある冊子です。

本紙を読んで、内容をしっかり理解すれば、失業保険マニアになれます笑

2.今後のスケジュール表

画像は縦A4サイズですが、開くことができ、A3の両面記載となっております。

ご覧のスケジュール表は少し前に記載した退職理由別の失業保険の給付までの流れを簡略化したものです。

さらに、見開きの中を開くと、次に記述する求職活動の実績を記載する報告書の書き方が書いてあります。

下の赤いマーカーで記載してある自己都合退職の欄は、僕が該当している項目になります。

「あなたは自己都合退職なので、今後のスケジュールはこうですよー」


ということで、窓口の方がマーカーで記載してくれました。

3.失業認定報告書

本紙に求職活動実績を記載して、認定日に本紙をハローワークに提出し、求職活動実績の認定をしてもらいます。

認定されましたら、失業保険が給付されます。

書き方は別の記事で紹介しております。
以下の記事の「2.求職活動の種類 → 6.申告書(例)」です。


ちなみに、本紙の真ん中上に「2/22 ハローワーク墨田 就職活動ガイダンス受講」と書かれれいます。

これも求職活動実績として1カウントされます。

左下の日付と時間は、次回、ハローワークに行く日です。
俗にこの日を「認定日」と言います。

よく使う言葉なので、覚えておきましょう。
この日を逃すと失業保険が給付されないので、注意が必要です。

ちなみに今回、ガイダンスを受講して求職活動実績が1回カウントされています。

今回のみ、次回認定日の3月22日に本紙を持って行けばよいので、まだ求職活動はしなくて大丈夫です。

すぐに就職せずに、失業保険をしばらく受け取りたい方は、次回認定日まで求職活動をしなくて大丈夫です。

求職活動実績が必要になるのは次回の認定日以降です。

職業相談の窓口へ

失業保険の給付資格を与えられ、必要書類を受け取ったら、今度は職業相談の窓口に行くように指示されます。

場所によってフロアが違うかもしれません。

今後の予定を聞かれる

ここでは先ほどご自身が提出した「求職申込書」をもとに、職業相談カウンセラーとでも言いましょうかね。
そのような方とお話をします。
と言っても普通の方たちです。

ここにいる人たちは終始、随分丁寧でした。

先ほど書きましたように、求人を掲載している多くの事業所と失業中の求職者との受け渡し役ですから。

聞かれることは大体想像がつくかと思いますが

・どういう仕事を探しているか
・いつ頃就職しようと考えているか

このようなことを聞かれ、そして

ハローワーク内にある求人検索表の使い方


を教えられます。
IDとパスワードを与えられ、パソコンで検索することが出来ます。
(※ネット環境のあるところであればどちらでも閲覧できます)

ちなみに、ハローワークの敷地内にある求人以外にもリクナビネクストやマイナビ転職等のポータルサイトで求職活動をしてもかまいません。

僕はパソコンに掲載している「季節求人」という求人が気になり、それについての
問い合わせをするために、2022年6月ころでしたが窓口で相談しております。
(もちろんちゃんと求職活動実績にカウントされます。電話で聞くのはNGです

大失態を犯す

僕は先ほどから何回か書いたように、そもそも転職するつもりが無く、失業保険だけを受け取りたかったので

自分が向かっている方向とカウンセラーの方の向かっている方向


が全く違います。

いつ頃就職を決めようとお考えですかと聞かれた時に

1年以内には・・・。


と正直に答えてしまい、失笑されました。

この時はさすがに反省しました。
「おまえ1年間何もしねーのかよ」みたいな笑。

なぜこうなったかと言いますと、先ほど失業保険の給付窓口の方の対応が非常に不快に感じ、横柄極まりない態度の方だったので

「なんだよ、ハローワークの職員ってすげー腹立つな!」


と、気分を害していたこともあり、質問されることすら嫌だったので、正直に答えてしまった可能性もあります。

早く決めたい方は正直に答えれば良いですが、そうでない方は遅くとも半年以内くらいと言っておきましょう。

給付課の方とカウンセラーさんは別人の可能性大です。

それぞれ、この方たちは果たそうとする目的が違うんですよね。
あとから分かりました。

それか、たまたま当たった人が悪すぎたのかもしれません。

言葉は悪いですが、失業保険の給付化の人たちは

失業者ばかり相手でめんどくせー
おめーが仕事辞めるから忙しくなるんだよ
つーかどーせ金目当てなんだろ


くらいに思っているから態度に出るのかもしれません。
(もちろん全員ではないとは思います)

グーグルマップでハローワークの口コミを見ると、軒並み評価が低いことが分かります。

ですが、いずれにしても気にしないようにしましょう。
世の中、色々な人がいます。

受け取った書類

ここでも実はひとつだけ受け取った書類があります。

初回認定日アンケートです。

今後のご自身の就職予定についてどのように考えているかのアンケートです。

アンケートなので提出義務はありませんが、提出すると、それに合った条件の仕事を探してくれるようです。

越後屋の僕は次回の認定日に、これを提出するだけで求職活動実績としてカウントされるのかが瞬時に気になりました。

このアンケート用紙を預かり、本日は終了となりました。

今後の予定

先ほど記載したように、次回のハローワークに伺う日程はちょうど1か月後です。

名目は「初回認定日」です。

会社都合で退職した人にも共通で、今回のように失業保険の給付認定をされてから1か月後になります。

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